野良の風景 

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野良の畦。

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畦塗りの準備に水を引く。

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近頃、隣の育弥君たちが田んぼのノリ面のススキを残し優勢にさせ、茅場として更に整備している。
野良の空間が文脈を帯び、時間がシンプルにまとまっていく。

彼の最新の現場であり、先日竣工見学会が行われた、永福邸の当主は自ら畦の茅を数十年に渡り刈り取ってはせっせと屋根裏部屋にためておられたそうな。
見学会の様子等、育弥君のブログにある、是非見てほしい。
「淡河かやぶき屋根保存会 くさかんむり」http://www.kusa-kanmuri.jp/

「チサンチショウ」という言葉がある。
何気なく使う言葉だが、「地産地消」ではなく「地産地生」が正しい。
「地産地消」とは、その地で生産し、産まれたものをその地で消化するという意味なのだろうが、それは消化するのではなく、本当はもう一歩進む。
その地で生産し、産まれたものが、またその地にて新たなかたちで生まれるのだから。
有形無形の命あるものは決して消えない。
それはカタチを変えてうまれ続ける。
そのなかで良い循環、調和する文脈をつくり、それを生きようとすることが永続的文化を生きることだとおもう。

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野良に長く伸びる影を久しぶりに見た。

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どこにでもある様な野良の夕暮れ時。

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明日は代かき。水を引き、乾いた田がまた潤っていく。

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田の景色が一番美しいとき、水田に月が写り、星が水面を漂う。
夜空が水田を待っている。

(ken)
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by perculkansai_ougo | 2012-05-31 00:44