雨水タンクセミナー@弓削牧場 終了

多くの方にお越しいただいた雨水タンクセミナーが終了しました。
午前中は、水循環、雨水の特質とその利用の話、弓削牧場のお昼ごはん(めちゃくちゃ旨かったです)をはさみ、午後は一般に販売されている雨水タンクの構造の説明と設置の仕方を実際に行ったあと、酒樽を使っての手作り雨水タンクを皆でつくりました。

私たちが使っている水、もとをただせば全て雨によってもたらされます。
日常、色んな形の水を使って生活していますが、それは全て雨が形を変えたものです。
そして、その雨の恵みは全て太陽エネルギーによってもたらされます。
上水をつくるのには、膨大なエネルギーが投入されています。
ダム、取水施設、浄水場、配水網。

雨に感謝し、自然の恵みの恩恵を感受する人間の感性は、私たちの日常から消えています。その感性を日常の中で私たちは失っています。それに替わって、ダム、浄水場、蛇口の恩恵に私たちは依存し、頼りにして生かされているのが現状です。
遠くの山に降った雨、谷をせき止めてつくったダムに溜め、そこから1本のヒモで繋がれた蛇口。それはそれとしておいておいて。
生きている今ここに降る雨を溜めて活用し生きていく。それはごく自然な営みであり、「気持ち」があれば、誰にでも今すぐに行えること。その「気持ち」があるかないかだけ。
多くの人が「自然が好き」だと言います。その自然は、高く登山する山、非日常的な原生林、休日に訪れるリゾート地にある自然のことでしょうか?
いつでも、どこにいても、どんな生活をしているとしても、自然は万物に与えられています。太陽の光が地球上を覆いつくすように、雨が大地に降り注ぐように。

自然の恩恵を、どこでどんな風に生きているとしても直接的に実感し、得ることができる一つの方法が雨水利用であり、具体的には雨水タンクです。
自然を感じていきたい「その気」さえあれば、誰にでもすぐにそれは設置できます。必ずしも、それが立派で高価なものでなくても良いのです。雨に濡れないようにする傘を天地逆さにして持てば、そこに雨(生命の源)が溜まります。バケツでも、ゴミ箱でも、使わなくなった風呂桶でも、ちょっとした工夫で快適な雨水タンクに変わります。

それを設置すると何が変わるのか?まず「雨が降るのが待ち遠しく」なります。

いつから雨は不快で忌み嫌うものになったのでしょうか?
時の流れの中で、そう思うようになった時と同時に、自然そのものと人間の身体から「意識」だけが乖離し、自然や環境は「私」の外にあるものとなり、その切り離された現代人の「意識」がつくりだしたものが、自然をコントロールすること=快適に生きることになったのでしょうね。

「雨が降るのが待ち遠しい」というその感覚には、意識と身体、生活と自然そのものが一体になっている安心感があります。ぜひ皆さんの「その気」を簡単にカタチにできる雨水タンクを設置してはいかがでしょうか?
f0224569_0493544.jpg

f0224569_0494930.jpg

f0224569_0481660.jpg


(ken)
[PR]
by perculkansai_ougo | 2012-01-29 00:52