池づくり

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デザインコース10月でスクール生の皆さんに、池の堀方をしていただいた。
今では、滅多にする人もいないやり方、防水シートもコンクリートも使わない、
純粋に粘土を塗る、という昔ながらのやり方で池作りをしている。

水田は底を粘土で敷き均して作られている。
掘り返してみると、いわゆる土の層が20cmで、その下に粘土層が20cm。
その下は、石まじりの荒い土層。
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近所のおじさん曰く、「この田んぼ(現在は畑)は耕地整理をしていない」ので、歴史のまんまそのまんま。この水田を作る時に昔の人は、村の粘土採集場所から粘土を運んで来て、敷きならしたのだろう。
一枚の水田を作るのにとてつもない量の粘土と手間がいったことと思う。
その掘り返した粘土を分けておいて、池の防水用に再度、練り塗り固める。
昔のため池を作るのには何十人という人が関わり、疲れを緩和するために踊りながら
道具を使い突き固めた、という記述もある。

畑に池。作物を作るところが畑だとすると、その面積を削ってわざわざ池にするとは、
なんと生産性の無い道楽。。。なんて、ことも考えられるが。

池を作ることにより陸水性の生物が寄って来て、生物の多様な空間が出来ることで畑全体の生態系がより安定する。だから、単一作物を列植する畑に見られる害虫被害の防止になる。
ちょっと水やりをする水もくめる。水生植物を得られる。そして、水辺のある空間のもつうるおい、水辺の渕にたたずんだ時に感じる、あの安らぎが畑全体に広がる。

そんな風に、今では殆どする人のいない工法で池を作っている。これは、ずっとやりたかったことで殆ど趣味の世界であり、おそらく何度も補填が必要だろう。でも、その試行錯誤を繰り返して、ここで、自分達の力で実積をつくっていきたい。そして、人と共有する第一歩としたい。

この池が完成すれば、この畑は素晴らしく生きずいてくることは間違いなく確信している。
どの様な池の形と施工方法がいいか思考を巡らしながら、出来たときの姿を創造し、きっといい畑になるぞ〜とにやにやしている。 (ken)
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by perculkansai_ougo | 2010-10-20 02:14

日々のしかじか


by パーマカルチャー関西